2016年5月20日金曜日

岩手⑧Due Mani そして盛岡LOVE

最終日は予報通り、朝からけっこうな降りっぷり
気温も低くて10℃以下だったような

この日は盛岡駅方面へ・・・ の前に、
相方が一晩悩んでやはり買いたいと決心したものを求めに
まずは再び紺屋町の「ひめくり」さんへ


岩手⑥ ☆ で書いたひめくりさんのプロフェッショナルトーク
への感服が更に深まったのは
ランチ処として教えてもらったお店が感動的によかったから


イタリア料理 Due Mani (ドゥーエ マーニ)


ひめくりさんにお尋ねする際、、昨日は○○でパスタランチを食べました、と
(でも不完全燃焼でした(。-_-) とは言わずに) 店名だけを伝えたところ

この日曜日にも営業している近隣のお店をいくつか挙げてくれて、
イタリア料理続きでもよければ、こちらは季節のものをいろいろ使っていて、
愉しめると思いますよ」 と勧めてくれたのがこのお店

昨昼の私たちの残念な気持ちと求めているものを
押して察する、の極みだったと思います

裏ごし野菜スープの・・・ 自家製パンの、ホタルイカの、こごみの、リゾットの・・・
器に盛られた世界のうつくしさと、驚きと、感動といったら・・・

昨日食べたアレはなんだったのか? 
いや、もうそんなことはどうでもいいね

ボーノボーノ ヾ(≧∇≦)〃 
盛岡イタリアン、存分に愉しめましたーーーー ヾ(≧∇≦)〃 

お料理と合わせて印象的だったのは、お店の方(男性ふたり)
が素敵だったこと

まるで、映画「大いなる沈黙へ」の修道士たちを思わせる佇まい

なんと言えばよいか・・・

表情も言葉も控えめでありながら
過不足ないウェルカム感とあたたかさ
    (を、こんなふうに伝えられるものなんだなぁ・・・ 

隣り合わせたご年配のお母様と息子さんの気配も
静かに充ちた食卓をより一層ぬくもらせてくれて

嗚呼、来れてよかった。。。


ふと辿った このお店の5月のブログ 
~私の仕事は、「盛岡に移住者を増やす」こと、そう再確認(笑)~

と綴られているのが目にとまり・・・
真意のほどは知る由もないけれど、気持ちよく符号が合った気がしました


◆ 喫茶 carta さんも、すこぶる素敵なお二人の営む
地域で愛されていることが伝わってくるようなお店でした

珈琲豆は買えますか?と立ち寄ったところ
豆売りはしていないのですと申し訳なさそうなお返事でしたが、
いえいえ、いいのです、お席も埋まってお忙しい中、
店内にあるものを少し拝見させてもらっておいとまするまでの
やさしさったら・・・

やっぱり盛岡を好きになっちゃうよね(*゚ェ゚*)


◆ 相反するビックリを味わわせてくれたお店もありました

盛岡で、私が食べておきたかったのがこちら中央の「くるみ餅」
ランチ後だけど立ち寄った甲斐のある感動的な贅沢な胡桃ダレだったのですが

お店のひとは・・・
私が黄門様だったら
なにがあったのか話してみなさい(=_=)
と言ったかもしれなくらい、どうしちゃったの?? て感じで
他のお客様にもそうだったからアレがレギュラー・・・
だと思うと大変心配になるような応対だったのだけれど

悔しいかな?胡桃ダレの美味しさが遥かに上回るという(。-_-)食いしん坊
これはこれで
ホントにどうしちゃったの?選手権、があれば堂々の1位!
という土産話として収まった盛岡マジック


昨日は臨時休業だったこちらも灯りがともっていました


◆ ビルのエントランスからお店の方まで
いちいち素敵だった necco 202 store 


◆ 写真は無いけど 雑貨 hina もかなり愉しめたお店
海外から?とおぼしき女の子たちで賑わっていて
私たちが台湾などであちらの小物や雑貨にトキメクのと一緒だね
と( ´艸`)うふふ

******************

アート・クラフト的セレクトショップが充実している一方
地場産品などのお土産を買うにも事欠かない街でした
以下は帰省の手土産などを求めて立ち寄ったお店の覚え書き

◆ らら・いわて  (いわゆるお土産工芸品から食品・銘菓まで幅広くいろいろ
◆ かわとく壱番館キューブ店 (パッケージデザインが洗練されたもの揃い
◆ クロステラス盛岡 (スーパー的・種類豊富・食品関係なら必要なものはみんなありそう
◆ 駅ビルフェザン (目新しいものもあったけれどサラッと見ただけ
◆ KANEIRI STANDARD ATORE (ショップ以上にHPがいいシゴトをしていると思う
                         「東北LOVE」がみっちり伝わってくる
    
********************

そんなこんなですっかり盛岡ファンに仕上がった2泊3日の旅も
あとは帰路、再びの4時間ドライブを残すのみ

街を発つのが予定より遅くなった夕方
雨上がりの雲の切れ間から現れてくれました!岩手山(*´∀`*)/


随分寒いと思ったら、山では雪が降った様子


かっこいいなぁ・・・
東北道に乗ってからも、しつこく振り返りながら名残惜しみました


今あの山に向かって帰るひとたちを
うらやましがりながら


はーー長くなりました
お付き合いくださった皆さま
長旅お疲れさまでした(*´∀`*)ゞ

その後も盛りだくさんの日々で
季節は移ろい暦は水無月に

盛岡二晩目のお酒の覚え書きは
忘れたころに( ̄m ̄)

まだ続くんかいっ(ノ-_-)ノ~┻━┻


2016年5月19日木曜日

岩手⑦材木町界隈・岩手山

紺屋町界隈を満喫した後は
この季節、毎週土曜日に開催されるという「材木町よ市」へ

もう午後だけど
この市は15時から夕方にかけての開催なので
間に合います


こちらは中川政七商店の岩手博覧会の会場となる岩手県公会堂


広々とした県庁エリアを通り


アレは「わんこちゃん?」
と岩手県マスコットキャラクターを適当に呼んでみたところ
あながち外れていなかったり。。。


のちに百貨店で見かけたクリアーケースに岩手名物勢ぞろい

S 「いろいろいるねえ (*´∀`*)
K 「買っておきなはれ ( ̄ー ̄)


くーー くまモングッズも買ったことないのに(>_<)負けた
地図など道中見つけたフライヤー類をまとめるのに早速活躍 


すっかり葉桜の「石割桜」 (天然記念物指定)
樹齢360年超の銘木はさすがの貫禄
こんな街なかにあることもすごい


バスもたくさん走っているけれど
歩くのが楽しい街


大きな通りの下をくぐれば・・・


出た!!


岩手山!!

なんて迫力。。。 なんとうつくしい。。。

橋の上は、立ち止まっても往来の妨げにならないように
張り出しているスペースがあって
同じく見惚れてカメラを掲げるひとが何人も


まさに、まさに・・・

文豪というのは本当に的を得た言葉を残す

この街のひとはこんな素晴らしい景色を見ながら暮らしているんだね
自分にとってのふるさとの山を思って更にじんわりする


「よ市」がすでに始まっているのを横目に


行ってみましょう河川敷の遊歩道


ビルゾーンを抜けたのでさらに解放感


川に向かって降りれるけれど・・・


うあぁ(@_@) 流れてくるよ!北上川!


ゴボゴボドウドゥ
コワイよ(>_<)これは


こんな豊かな流れをほぼ目の高さで
ここまで近づけるなんてなかなかないことですが・・・
ザブザブしたとこ苦手~(>_<)


手すりがあってもすっかり及び腰
何かを飛ばしそうで散歩どころでない若干一名(。>_<)退散っ


よ市は、ビックリするほどの人出だった

野菜や梅干しなどを売る方々と合わせて、おつまみ屋台もいろいろ充実
名物ビールを片手にお仲間たちと立ち飲みしているひとたちも大勢

ここで待ち合わせて、一杯飲んだら街に繰り出すとか?
週末のいい愉しみに思える


お土産にしたのは
試飲させてもらって美味しかったりんごのワイン(ふじ)


今宵のシメ用に「ほやめし」

ホヤは昨日食べたので今日は「うにめし」、と思ったところ
聞けばこの時期はまだ輸入ウニなのだとか

一方、ホヤは天然もの
お店の刺身で出るのは養殖ものが多いけど
こちらは海が荒くて養殖ができない海域のもの

天然ものは炊き込みにしても香りが楽しめるのだって☆



宮沢賢治ともゆかりの深い 光原社 など 
見どころがいっぱいの街


大満喫


それでも、この北上川と岩手山の景色ばかりは名残惜しくて
見えなくなるまで振り返りながら歩いた夕暮れ


2016年5月18日水曜日

岩手⑥六月の鹿~紺屋町界隈

素晴らしいマップをゲットしたことですし
ちょっとひと息、落ち着いて目的地を整理しましょうか・・・と眺めれば
アラ、気になっていたコーヒー屋さんはすぐそこだよ☆(*´∀`*)☆


岩手は何につけ餅を食べる「餅文化」とのことですが
珈琲屋さんも充実している様子

行ってみたいお店は何軒もあったけれど
店内で一服できたのは結局こちらだけ



素敵だった

静かな店内

ネルドリップで丁寧に淹れてくださったマンデリンの
これまで飲んだことのない柔らかさに感動

きれいなコク

こんなマンデリンに
これからも出会えるだろうか。。。


お土産にした豆が終わっていくのがとても寂しい

ふっかりとしたソファーも、窓からの眺めも
ショップカードまで素敵だった


デザイナーさんに「鹿以外で・・・」とオーダーしたら
「鹿以外にないでしょ」と言われたというショップカード
確かに ( ´艸`)鹿シカない


この界隈はお店が長屋状態に連なっている

ここに限らず市内全般、
建物自体は決して新しくはなく、むしろ古いと思うのだけど
構えの作り方が上手だな~ と思うお店がたくさんあって
歩いているだけでとても楽しい



アジア系も充実?


きれいなポスターに目を奪われて立ち止まると


台湾の観光ポスター

 
これは夜市だね~ お祭りのような活気と喧騒を思い出す 


見ればこんな張り紙が
「台湾岩手県人会」だって(*´∀`*)ナットク


盛岡は旅気分を縦横無尽に刺激してくる



旅のひとをやわらかく迎えてくれる街は
どっしりと力強い


 古いもの、昔ながらのものの中に、新しいもの


輝いていたのは、古いものに光を与え、大切にし直したものたち
であったような

手の効くひとたちの町であるような


平興商店さんの看板猫・ミミちゃん
ドアは開けられますが閉めません
やさしいかーさんが営む、コップ酒のいただける酒屋さん

このお店にいざなってくれたのは、
通りがかった時にちょうど出てきた観光の方・・・と思いきや
海外からの観光のご一行を案内しているという元気なおかあさん

握手したままずっと握っていてくれた手はとても暖かかった

盛岡に来てくれてありがとうーーー
のウェルカム感をたくさんいただいて心の奥底まで温まった



例のマップを制作した「新世代ミニコミ誌 てくり」がプロデュースするお店

下調べでも、ココを訪ねれば欲しい情報はなんでもあるかな
と思っていたけれど・・・

やっぱり情報あるところには鍵となるひとがいる
いろいろなものをつなぐことに長けたひと

この時はお客様も多くて何を尋ねるということもなく帰ったのだけれど
翌日、相方が一晩思案した末の買い物で再訪することになったお陰で
商品のことや、街のことなどお聞きできて・・・

そのプロフェッショナル度に興奮 ( *´艸`*)大好物~


目当てのひとつだった Cyg art gallery 主催の手製本イベント
アートブックターミナル東北2016 は

時間が押してしまったのでささっとネ・・・ のつもりが
見入ってしまう作品がいくつもあって結局満喫

街のフライーヤはココ(Cyg)に一番集まっている様子だった

同じフロアにあるショップ rasiku も、素敵だったけれど
丁寧に受け止めるには早くもキャパオーバー気味


おやつの仕入れは抜かりない
梅月堂さんのくるみ大福、美味しかったーーー\(*´∀`*)/


コゲ茶のはくるみの乗ったゆべし
郡山のとはまた全然違うタイプで甘すぎなくて好み


川のある街・・・ いいなぁ・・・


中津川からこの後、北上川へ
さらに満喫